【全国ダブルS5】豪雨パーティ
こんにちは。ひまりです。
今回は最高レート1830を達成した雨パの紹介です。「強そう」から組んだのではなく「使いたい」から組んだのですが、雨パ初心者でもそれなりに勝つことができ、雨パというコンセプトの強さを実感することができました。
パーティ紹介
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | たべのこし | ねっとう | アンコール | ほろびのうた | まもる |
ペリッパー | きあいのたすき | ぼうふう | ハイドロポンプ | おいかぜ | まもる |
ラグラージ | ナイト | たきのぼり | じしん | れいとうパンチ | まもる |
ルンパッパ | みずZ | ハイドロポンプ | エナジーボール | れいとうビーム | ねこだまし |
ナットレイ | こだわりハチマキ | ジャイロボール | パワーウィップ | はたきおとす | じならし |
ウインディ | ほのおZ | フレアドラブ | インファイト | しんそく | まもる |
雨パーティを組む際にまずメガ枠にラグラージを採用するかが問題となります。今回は完全に雨がメインのパーティを作りたかったため、メガ枠にはラグラージを採用しました。
次に追い風を持つスタンダード系や雨パーティのミラー、トリックルーム系の初手に強く出られるペリッパー・ルンパッパの二匹を採用することにしました。
ここまでに雨アタッカー二匹とあめふらしを採用したことで、雨パーティとしての形はできています。しかし、ラグラージはまだしもルンパッパに非雨下での働きを期待することはできず、環境に多く存在するメガリザ―ドンY軸のパーティに不利をとってしまいます。そこでニョロトノを二枚目のあめふらし要因として投入し、晴らされた後にニョロトノを後ろから投げることで、炎技やソーラービームを抑えつつ天候を奪う動きを可能にしました。
ここまでで、この構築のメインは完成です。
次に解決したい問題点としてトリックルームパーティや水タイプ及び草タイプ全般への対処が挙がりました。対策の一匹目として、これらすべてに対処しつつ雨とシナジーを持つナットレイを採用しました。しかし、ナットレイは対草タイプを誤魔化すことは可能ですが、解決するには至りません。このままでは多く見かけるモロバレルやナットレイを突破できずに負けてしまいます。
草タイプの弱点はいくつかありますが、ナットレイを特に重く見ることから、雨とはアンチシナジーになってしまいますが、炎タイプを採用することにしました。今回は威嚇を重視したためにウインディを採用しましたが、ヒードラン等の他の炎タイプも十分に採用の可能性はあると思います。
個別紹介
ニョロトノ
性格 なまいき
実数値 197-xx-96-110-167-67※S個体値0
努力値 H252 B4 D252
あめふらし要員1です。
技構成についてですが、まず命中安定の一致技として熱湯を採用しました。次にZ技を使用しても倒せない高耐久ポケモンの処理として滅びの歌を採用し、時間稼ぎとして守るもいれました。クレセリアや倒しづらい高耐久水タイプなどをある程度放置することができ、良い選択だったと思っています。
ラスト1枠については補助技や猫だましで縛ることができたらと思いアンコールを選択しましたが、そこまでうまく活用できませんでした。手助けの方が行動の幅が広がったかもしれません。また、ニョロトノに雨乞いを採用する選択肢も存在しますが、今回はあめふらしを2枚採用するので雨乞いの採用は見送ることにしました。
努力値については見ての通り明確な仮想敵が存在する訳ではありません。攻撃性能は求めていないので耐久に振ることになりますが、後出しや居座る相手としてメガリザードンYやギルガルドが思いついたこと、飛んでくる電気タイプの技は特殊が多いことから特殊耐久に振りました。
持ち物については守る機会が多いだろうと考え食べ残しを持たせましたが、混乱実も試してみるべきだったかなと思っています。また、ソクノやリンドも十分考慮の余地があります。
ペリッパー
性格 ひかえめ
実数値 135-xx-121-161-90-117
努力値 B4 C252 S252
あめふらし要員2です。
特性によってタイプ一致必中暴風を撃つことができるのがこのポケモンの魅力だと考えています。そのため、最大限にその魅力を発揮するためにCS振りとしました。
もう1つの一致技については威力を重視してハイドロポンプを採用しています。理由としては雨ハイドロポンプが辛い電気タイプであるカプ・コケコに確1を、霊獣ボルトロスに乱1(75%)を取ることができるからです。ルンパッパはどちらの10万ボルトでも一撃では落ちないため、横に猫だましをしつつ襷を盾にハイドロポンプという動きも可能になります。熱湯ではどちらも落とすことはできないですが、命中安定ですし、追加効果から撃ち得の強力な技ですので好みの範疇かと思います。
残りの技としては追い風と守るを採用しています。追い風をすることで雨対策の追い風に対処することができます。また、雨ミラーの際に追い風をすることで上を取ることができます。守るについては、アタッカーではあるものの、雨を切らさないコンセプト上温存したい場面が訪れると考えられるため採用しました。
ラグラージ
性格 いじっぱり
実数値(メガ後) 185-222-150-xx-151-112
努力値 H80 A252 D4 S172
雨エース1です。
6世代までは電磁波が効かない雨エースという認識が強かったと思いますが、電磁波がほとんど消えた現在では電気の一貫を切れることが最も重要な点だと思います。
努力値についてはアタッカー性能を最大限に高めるため、まずAに252振りました。次にSラインですが、始めはもう1枚のエースであるルンパッパ-1にすることを考えました。しかし、メガガルーラより少し優れる耐久を有しており、耐久に振りたい気持ちが強くありました。そのため、素早さは雨下で準速スカーフ霊獣霊獣ランドロス抜きに留め、残りを耐久に振っています。
技構成についてはアタッカーであるため無難に一致技を2つまず採用しました。また、7世代からの仕様変更により、メガシンカをするタイミングが重要となったことや、エースが簡単に落ちては困ることから守るを採用しました。残りの1枠については、厳しくなりがちなメガボーマンダを意識して冷凍パンチを採用していますが、威嚇込みでは落とせません。対メガリザードンに強くなれることや、単純に高いSから怯みを狙えることから岩雪崩を採用してもいいかもしれません。
ルンパッパ
性格 ひかえめ
実数値 155-xx-90-156-121-122
努力値 C252 D4 S252
雨エース2です。
雨パでどうしても辛くなる水タイプに一致弱点をつきたかったため採用しました。
努力値に関しては、エースには火力を求め特攻に252振り、ミラーもそれなりに考えられることからSにも252振りました。
技については両一致技に他の選択肢が存在します。水技についてはZを持たせる関係から、できるだけ高火力の技を採用したかったため、ハイドロポンプを選択しています。
草技についても同様に技威力を重視しエナジーボールを採用しました。
ハイドロポンプを外すことにより負けてしまうこともありますが、それ以上に威力の差で勝ちを拾えていると考えています。
エナジーボールについてはギガドレインの方が良かったかもしれません。構想段階では6世代で見られたような、突撃チョッキを持ち耐久に寄せた型なら採用すべきだと考えていました。しかし、エナジーボールを撃つ相手は基本的に水タイプであり、致命的な反撃を食らうことはあまりありません。そうであるなら、多少威力が落ちてもギガドレインで回復しながら殴りあった方が、対応範囲が広がる可能性があります。
ナットレイ
性格 ゆうかん
実数値 181-160-151-xx-137-22※S個体値0
努力値 H252 A252 D4
補完1です。
上述したように雨パーティでどうしても厳しい相手に対し対応することができます。
努力値については耐久と火力を求めそれぞれに252振り切りました。
技構成については最大打点を取れる一致技2つをまず採用しました。
はたき落とすは便利でしたが、拘るには弱い気もしました。地ならしについては特に採用したい技も思いつかず、wcsの活躍を見て入れて見ました。ほとんど選択しませんでしたし、そもそもが雨で上を取っている前提である以上なかなか使おうかなと考える場面もありませんでした。
ここは命中安定の草技であるタネマシンガンでもいいかもしれません。
持ち物についてですが、拘り鉢巻を持つことで耐久無振りのメガガルーラを乱数で落とせるようになります。確かにこの点は魅力でしたが、現在のガルーラの多くは耐久に振っているようです。また、はたき落とすが強かったものの、拘るのは弱かったこともあり他の持ち物を検討する余地が大いにあると考えています。
ウインディ
性格 いじっぱり
実数値 183-165-101-xx-104-138
努力値 H140 A156 B4 D28 S180
補完要員2です。
wcsレートやっていた時にこの記事を見て育成した鉢巻ウインディを無理矢理引っ張ってきました。
持ち物については拘り鉢巻を取られていたこともありますが、雨下でもできるだけ圧力をかけて欲しい思いから炎Zとしました。
技構成については上記記事からリザードンには雨で勝てると考え、ワイルドボルトを抜き、守るを入れました。
基本的には選出しないため特に不満は見当たりませんでした。しかし、あまりにも選出しないため、草タイプに不利を取らない他のポケモンに変えた方がいいかもしれません。
選出
基本選出
先発
後発
水Zでどちらかを処理しながら、ペリッパーで追い風をするなり攻撃するなりします。その後はラグラージの展開を狙います。ペリッパーを切ってラグラージを展開するか、後出しから展開するかは相手の対面している相手のポケモンや、将来的な暴風または追い風の必要性と相談して行います。数的有利をとった後はニョロトノの滅び詰めを狙うか殴り切るかを選択します。
対ガルーラ
先発
後発or
ガルーラサンダーの並びには基本的には水Zサンダー追い風から入っていました。ルンパッパに猫騙しをすれば追い風が通り、相手の追い風に対抗できます。ペリッパーに猫騙しをすれば水Zが通り振り方によっては落ちてくれます。落ちてくれなくても10万は耐えますし、追い風に対しては頑張れなくもありません。ガルーラギルガルドの並びにはかなり不利です。ペリッパー引きラグラージ、ルンパッパ引きニョロトノで被害を抑えつつまだマシな盤面にできますが、ラグラージの滝登りでも地震でも何も落とせません。
対リザードン
先発
後発
リザードンがいつメガシンカをするかわからないためそこまで有利に感じられません。初手はメガシンカせずの両守りから入って、相手がメガシンカしたら後ろからニョロトノを投げながらメガシンカします。ここでリザードンを処理できれば楽になりますが、引くのが見えているのでどちらかに集中するのも十分にありだと思います。
対バンドリ
先発
後発or
最遅ニョロトノで天候をとることを狙います。相手の場にバンギラスが存在せず、ボーマンダが存在するとき、バンギラスあと投げ+ボーマンダ守るで次ターンに縛られないためにニョロトノ引きペリッパー投げという選択肢も存在しますがリスキーではあります。この動きをするつもりなら先発はペリッパーの方がいいかもしれません。
対トリパ
先発or
後発@1
ペリッパーの場合は水Z+暴風で起動させないことを狙います。落とせなさそうなら猫だましをしつつ裏からアタッカーを出したり、暴風で混乱を祈ります。トリックルームを上手く通されたらナットレイで頑張ります。パーティとして、トリパのエースとして採用されやすいクチートには殴り合え、バクーダには天候をとれることからそこまで不利をとりません。
QRコード
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/BT-4D8A-8DC23ds.pokemon-gl.com
質問等ありましたら@himari_pokeまたはコメントへよろしくお願いいたします。